無線による接続が増えてきていますが、通信速度を高速で保ちたいときには有線の方が安心です。
接続するために使われるのがlanケーブルです。通信機器同士を直接つなぐため、それだけの長さのものが必要になります。また、物理的な長さだけでなく、気をつけなければいけないのが対応規格です。LANの接続規格として一般的に使われているのが、BASEと言う考え方です。接続できる通信速度によってカテゴリーがあり、わかりやすく数字で区別しています。世界規格なのでどこの国でも同じ表記です。
通信速度は主に桁の違いによって分けられます。10Mbpsや100Mbps、1Gbpsと桁が上がるごとに違うものとして扱っています。数字が大きくなれば単位時間当たりにやりとりできるデータ量が増えるので、高速なものが必要であれば、大きな数字のBASEを選んだ方が良いでしょう。表記の仕方は10BASEなど前に数字を記載します。lanケーブルについては、後ろにTやTXなどの表記が追加されています。
Tはツイストペアのケーブルを使用していることを示していて、Xは伝送方式を示す記号です。lanケーブルを選ぶときには、よりわかりやすくBASEに合わせたカテゴリーと言う分類があります。CAT5などの表記によって示される識別も数字が大きくなることで、高速通信に対応できることを示しています。CAT5なら10BASE-Tに対応していると言う具合です。